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【事例】リテラシーを高め動画を活用したマーケティング

事例2-3-3:有限会社佐々木酒造店
「リテラシーを高めや動画を活用したマーケティングに取り組んだことで、震災後の危機をチャンスに変えた中小企業」
・所在地:宮城県名取市 ・従業員数:9名 ・資本金:300万円
・事業内容:酒類製造業

本社店舗と酒蔵は全壊するも、創業の地で復活を目指す

SNSの情報発信により、地域の復興と新たな顧客獲得に取り組む

地域の魅力を発信していくことで、交流人口の増加を図る

出典:中小企業白書2022 https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2022/PDF/chusho.html

動画を活用したマーケティング

動画を活用したマーケティング

宮城県名取市の有限会社佐々木酒造店は、「宝船浪の音」をはじめとする清酒の製造・販売を行う老舗酒蔵で、創業年を迎える。東日本大震災前の販売先は、遠方でも車で片道分程度の県内沿岸部の料亭や旅館が中心となっていた。
しかし、津波により同社の店舗や酒蔵は全壊し、廃業した販売先も少なくない状況に追い込まれた。

壊滅的な状況の中で、同社の佐々木洋専務は、阪神淡路大震災で大きな被害を受けた蔵元の櫻正宗株式会社から製造設備の支援を受けつつ、「蔵や地酒はその土地の文化。文化を失えば町も消えてしまう。今できることを少しずつ積み重ねましょう」とのメッセージを受けて、その言葉を胸に時間をかけてでも創業の地で地酒をつくることを決めた。

一般的に商店街の店主は、高齢化が進んでおり新しい技術やサービスには取り組みにくい方が多い。
しかし、災害復旧だけではもともとの商店街の復活は難しく、新たな顧客獲得には、全国や世界をターゲットにした取り組みが必要となります。

今回の取り組みは、商店街の「決済システム」を引き金にして、タブレット端末を配布することで、インターネットへの接続のツールを手にしたことから始まります。
努力してSNSへの発信を始めることで、県外や海外からの問い合わせが入り、やがては大きな動きになっていきました。

できないと思わずに、少しづつでもいいので、チャレンジすることで新たなチャンスが巡ってきていることがわかります。

この事例は、地方の中小企業で利用できる良い事例を思います。
今日から始めてみませんか。ピンチはチャンスです。